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コミック加治隆介の議が今読み頃なわけーへたな社会政治本よりためになる

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P1020650加治隆介ってご存知でしょうか。そんな名前の人知らないよという方がほとんどだと思いますが、実在しない人物です。弘兼憲史作のマンガ「加治隆介の議」の主人公です。買取した全巻コミックの中に「加治隆介の議」があったのでおもしろそうでしたので読んでみました。

加治隆介の議
このコミックは、今から20年以上前の1992年~1999年に発行されました。サラリーマンだった加治隆介が父親の地盤を継いで政治家となり活躍します。読んでみると、今日本で騒がれている安保関連法案、辺野古の基地問題、中国、韓国との外交問題など、尖閣諸島も少しでてきますし、まさに今の政治情勢にピッタリと当てはまる内容で驚きました。また、知らなかったこと、勉強になったことなど多々あり、へたな社会・政治本よりためになると思います。以外だったのが政治家って儲からない商売なんですね。選挙にあまりにお金がかかりすぎ、財産を切り崩したり、多額の借金をしている人が多々いるとのことには思わずそーなのと心のなかで叫んでしまいました。あまり紹介するとネタバレになってしまいますが、加治隆介の父親が残したことばがあリますので紹介しますね。

良くも悪くも競争のない世界に発展はない。最大の競争は戦争であり皮肉なことに科学はこの競争の度に発展した。しかし同時にこの競争こそ人類最大の敵である。中略。個人を超えて自分の選挙区を超えて日本国を超えて世界的なスケールでの「人類の幸福」こそが我々政治家の取り組むべき最大の命題なのだ。中略。これからの政治家はお国の平和の為よりも世界の平和の為に働くことを第一義とすべきだ。決して自分や自国につながる利益を優先してはいけない。それが私の政治信条である。

加治隆介はこの信条にしたがって、地元でも利益還元のおいしい話をせず、頂点まで登りつめるのですが、マンガの世界の話とはいえ、いま加治隆介がいたらなと思ってしまう私です。

この本は絶版で新刊本は手に入りません。古本的には、文庫版で全巻で2000円前後が相場だと思います。20年以上前のコミックですので、ヤケ、経年劣化に注意されると良いと思います。マンガにしては文章が少し多めですが、一気に読めると思います。全然関係ないですが、加治隆介の顔は弘兼憲史さんにそっくりですね。

 

 

 

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