あなたがもしボケたらどのような対応をしてほしいですか?

フレディの遺言

フレディの遺言

人間先のことはわかりませんが、ボケにだけはなりたくないものです。なってしまった場合にどのような対応をしてほしいか、「フレディの遺言」には書かれています。

この本は、先日買い取りした本の中に含まれていました。タイトルが気になったので読んでみると温かい言葉が心に染みてきました。私は古本屋ですが、この本の存在を知らなかったことに少し恥ずかしい思いがしました。

この本は前半が絵本となっていて、フレディこと病院の院長先生の遺言というか希望の言葉が書かれています。後半部分は、ボケに対する予防、家族へなどのアドバイスとなっています。遺言の部分は絵本ですから読むのに時間がかかりませんし、言葉も少なめですのでここでは、ねたばれになりますので書きません。

私がもし認知症になった場合にしてほしいことが書かれています。なんか温かくて涙が出てきそうです。妻にも読んで欲しくて、もし、自分が認知症になった場合の希望だからと渡しました。妻も読んで感動したらしく私もそうしてほしいとのことでした。そして、私の好きな音楽を知っているか聞かれたので(本の中では音楽を聞かせてほしいとの言葉があります)、”さだ”だろうと答えると笑っていました。私の好きな音楽も妻は知っているはずです。たぶん。

この本は売らずに取っておくことにしました。古本屋をやっていると知らない良書に巡りあうことがあります。やってて良かったと思う瞬間です。

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